福島県K様Mk1「エンジン編」その1

ボディリメイクと同時進行でエンジンもオーバーホール(内容は65年〜66年頃のレーシングスペックを考えています)
この状態で考察していくと、ブロックとギアボックスがオリジナルの物なんですが、クラッチハウジングは本来ならばブローバイのブリーダーは付いていないはずなのですが(ばらしてみたところ70年代の部品でした)エンジン内圧の上昇は避けたいのでこのまま使用します。
現在のボアサイズは1サイズオーバーの+.020サイズで、磨耗が無ければホーニングとピストンリングの交換で済ませたいところですが、残念ながら段付きが顕著なのでさらにオーバーサイズを使用しなくてはいけません(でも、スリーブ無しのブロックは大変貴重になりつつあるので、GT的には非常に嬉しかったですね)

新ピストンはピストントップの肉厚が十分であれば、エスコート製の72Φをベースにして、6cc程ディッシュ加工。これに硬質アルマイトを施して、ノッキングやデトネーションで燃焼温度が上がった場合のピストン溶解対策を考えています。

画像は後日アップしますが、クランクは残念ながらオリジナルのEN40Bではありませんでしたが、Mk3のSクランクが入っていました(クロスドリルを施されたEN16で、Sコンロッドが入るジャーナル径でしたし、部品番号はAEG479なので間違いなくCooperS用だと思います)
ブロックの洗浄が終わり次第ナプレックさんにお願いして、ピン径の測定をしてもらい、必要ならばアンダーサイズ研磨をしてから「SQタフトライド」とダイナミックバランスでフリクションの低減と、高回転での振動を抑えます。

ヘッドはすでにオリジナルでは無かったので(多分Inocentiの940)
GTの在庫の中からMk3CooperS用をベースにして、GT的ポート加工を行い、バルブ・バルブガイド・リテーナーをナプレックさんに製作して頂いて、GT-Works謹製のチューニングヘッドを製作します。

ギアボックスは現状の3シンクロでは、今後の部品調達に不安があるのと、通勤等に使用することを考えて、後期の4シンクロリモートに換装してしまいます(すでに3シンクロのS用ミッションパーツは欠品が出ていますからね)

まあ、全体的な構想は出来上がっているんですが、使用する部品も含めまして、少しずつ紹介して行きます(^-^)
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