鉄が好い。

75年式のMk3の屋根なんですけど、製鉄工場のスタンプが出てきました。普通の剥離材では絶対に無理なんですが(この状態で半年位い時間が経過しても、うっすら錆びるくらいなんです。)普通のスケルトンで剥いたことがある人ならわかると思いますが、、、普通は一晩で真っ赤になってしまうし、ましてこんなスタンプなんて出てこないだろうな・・・・
しかしこのMk3は非常に程度が良くて、床面の部分張替えと、右のスカットル交換、リアのエンドパネルの交換で済みそうです(ま、見えないところはそれなりに、パネル作り直しましたけどね)

キャピタル企業が茨城スズキ販売にデリバリーして、茨56のナンバーが付いてから27年。オーナーは3人目ですが、ナンバーは変わらず茨56・・・・大切にされた車を見ると嬉しくなります(^-^)

99x182-C(途中判別不能により職権打刻に変更)
追記(2002、1、21)
1枚目
ボディの通しナンバー。現在でも同様の位置にプレートが付きますがプレスの浮き出し文字です。事故などでフロントパネルが交換されていると殆ど残っていませんから・・・・目利きのポイントですね(^-^;
2枚目
国内仕様のサイドフラッシャーの正しい穴位置。結構上に付いています。
3枚目
この穴埋め跡は・・・・多分日産車のラジオアンテナがついていたと思われます(多分GC10)キャピタル企業が東京日産の輸入車部門だった事もあり、代用品として日産純正部品が広く使われていました(例→セルモーター、レギュレーター、リモートマウント、ダイナモその他微細な物まで多数)
4枚目
そして、車体番号の打刻位置ですが、運転席(右側のフロア)にディーラーで打刻した「99x***−*」が確認出来ます。現車は最後の数字とアルファベット(各ディーラーの頭文字)が判別不能になったので、×打刻で消してありました。が!当時キャピタル企業ではなんと「油性マジック」で手前に同じ番号が記入してあったのです。案の定カリカリ上塗りを剥がして見ると・・・・ありました(^−^)これで裏が取れましたので、正規輸入車というお墨付きが出来たわけなんです。

ディーラー物MK3の謎・・・・・・
CooperSしか確認していないのですが、初期(1970年)に輸入されたMK3は初めは職権打刻しか無かったようです。日英自動車の1号車は実際1971年登録ですが、それ以前に輸入された物も当然存在します。ディーラー打刻のCooperSは4社(キャピタル企業、日英自動車、関西オート、ユニバーサルオート)と販売協力店(黒崎内燃機、アトランティックモーター等)を含めても100台に届くかどうか・・・という伝説じみた噂が絶えませんでしたが・・・・70年登録の職権打刻車も含めると、MK1・MK2のCooperSを凌ぐ数が輸入されていたと見て間違いは無いでしょう。
残念なのは、ディーラー打刻はわりと保存されているのに、職権打刻車だと殆ど残っていません。多分漢字で始まる車体番号だと「並行輸入車」と間違われてしまい、多くは部品取りとして廃車されてしまったのかもしれません。

幸い一昨年から何台か70年登録の職権打刻車を見る機会に恵まれて、、、細部をじっくり鑑定してみると一様にディーラー車特有の仕様変更が確認できたし、一部ですが当時の資料も入手出来まして・・・友人達と情報を照合していった結果、おぼろげながら実態が見えてきました。
おまけにMK2の最終登録とMk3の初期登録が前後していたりします・・・・
まだ未確認情報も多数ありますので、断言するには至らない部分もありますが、、時代背景を考慮すると・・・・・・面白い結果に繋がる事でしょう(^−^)

*ディーラー物だから凄い!なんてこれっぽっちも思っていません(不動車よりも調子よく走るミニ、オーナーが大切にしているミニが一番です)が・・・・個人的趣味の範疇で、当時のミニの動向を紐解いていくのも面白いと思っています。興味のある人、情報をお持ちの方はメールでもくださいね。
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