実車検分録 今まで確認してきた自分なりのボディの変更点を紹介します。
基準は’59年8月デビューのオリジナルサルーンボディなので 一部当てはまらない車種も有るかと思いますが・・・・
'59〜'60
後期に比べると若干フラットで角張ったルーフ、フロントとリアのウインド周りが段なし。
スカットルがシングルスキンなので、インナーフェンダーも後期とは別物です。
特筆すべきポイントは、フロアが一体形成なのでサイドシルパネルが回りこむ設計(後期とは逆で室内側にパネルを充てている事から、雨漏りなどで室内に湿気が入りやすい構造がクレームの対象だったみたいですね(^-^;
ドアヒンジはこの年式では真鍮のキャストで、ドアも水抜き穴がスライドレールのすぐ下に見えるのでこれは変えなくても良かったのかもしれませんが、後期では変更されています。
あと、シートの取り付けステーがクロスメンバーに溶接だったり(形状も独特です)ドアポケットのキックプレートも樹脂製の物に縁取り付きなので味が有りますね(^-^)
他にもありますがこのくらいが目立つとこでしょうか・・・・
'61〜'64
この年式になると、初期モデルで出た不具合と言うか設計段階で見えなかった弱点の補強も含めてかなりのパネル変更がされています。というか、現在流通しているMk1はほぼこの2型外装が主流です(ルーフ、ウィンドパネル前後、補強されて二重構造になったスカットルパネ ル、水抜きホースがドアパネル内部を通すドア、ピラー内部に溜まった水を排出する構造のフロアパネル、ルーフドリップモールの採用等)
この中で細別すると、’61年式と’62年式ではウォッシュジェットの穴位置が違っています(ウズレイやライレーの登場に併せての変更点ですが、デコレーションモールを装備するこの2車種にあわせて、微妙に位置がガラスよりに後退しています)
それからごく一部の’61年式には、スカットルの内側に付く通称「ゲタ」を、ドロや水はねから保護する為にカバーが採用されているものも有りますが、整備性の悪さ(ドアの建て付け調整がしにくい!)からすぐに省かれたみたいです。
ここらの変更から、ハイドロモデルが登場するまではほぼ同一のパネルだったと思います。
'64〜'65
’64年9月のハイドロラスティック・ディスプレッサーの採用で変更を受けたのは、床に付けられる配管のスティの形状変更が最も有名ですが、フロントのバルクヘッドに付いているクロスメン バー(スティディロッドの付け根の奴)のサブフレームの取り付けボルト付近(ハイドロホースを通す為に真ん中の穴径が拡大)や、リアのバランスパネルの裏側(ラバコンモデルでは、オープン エンドで砂や泥が溜まり放題でしたが、ようやく最終モデルに近い袋状になる構造に変更)Cooper・CooperS系では、フロアのスポット溶接の数が2倍くらい増やされていたり(数えてませ んが、850と比べるとスゴイ数です)その他、トランクボードのコの字型のステー(リアシート背面に2ケ付いている奴ね)がリベット止めなので、簡単に真似できそうです(^-^;
独特なのが、この年式のサンバイザーの形状とクリップの位置です。
室内両端側に金属性のアームで固定して、センターは樹脂製クリップで着脱式なのです!向きを変えてドア側にも持って来れる便利構造(ドア側のカントレールにもクリップが装備されています)が・・・・やはりコストの面から’65年いっぱいで廃止です。
CooperS系では、オイルクーラーとツインタンクはまだオプションだったので、フロントパネルは標準のままで、オイルフィルター付近に縦にマウントされるオイルクーラーが特徴ですね。
あとこの年式だけは、リアのタイヤハウス全体にアンダーコートが入っていました・・・
'66〜'67
Mk1の最後のマイナーチェンジは皆さんが一番イメージしている外観のモデルだと思いますが(オイルクーラーやツインタンクのSですね)見えない部分の変更や補強もぬかりなく行われてい ました。左右のインナーフェンダーはライレーとウズレイのMk3化に併せて、ダッシュパネルのベンチレーターの台座になる突起が付いた物へ変更されていますし、全てのモデル共通で、セ ンターピラー上部とフロントダッシュ左右に補強を目的とした溶接が追加されています。
それから、Mk2モデルへの変更を見込んでの事だと思いますが、バルクヘッドに付いているセンターメーターの取り付け用ナット部分が4ヶから6ヶになっています。
あと、オーバーライダーの取り付けを容易にするためにだと思いますが、フロントのバンパーの取り付け部分が変更されています。

しかし、Mk1モデルで大別して年式の区分けをしましたが、これに当てはまらないのもあるんですよ(^-^;年式の変わり目には必ず前年式との混合が見られます・・・・だから面白くって古いのいじってるんですが(^-^;
'68(Mk2)
'67年後期からMk2が発表され、外観的には大きく変わりましたが、Mk1最終とMk2初期ではボディ的にはほぼ同じだと思います。まあ外観の変更に合わせてといえば、フロントパネルにMk2 グリルのビスの逃げになるくぼみが出来た程度です。あとはMk2に見えるように変更されただけだと思います。まあ、MK1とMk2の大きな変更点はヘッドライトの高さを変える為にフロントフ ェンダーを新造しているくらいでしょうか・・・・・
'69(Mk2)
この年式からフロントパネルのプレスが変更されて、'90年代初めまで基本的に同じ見た目になったと思います(パークランプの台座がでかくなったりしています)
まあ、フロントのナンバースティが位置は同じままで幅広の物が付くようになっています。
このあたりから結構BLのいい加減さが出てきます(^-^;
'70(Mk2〜Mk3)
MK2の最終ロットとMk3の初期では、混同モデルが有りました。
Mk2にMk3のフロントウインドパネル(ワイパーホールが4つ)とか、トランクがMk3の物が付いていたり(^-^;Mk3のSのフロントパネルを加工してMk2のSに付けて見たり・・・・「余ってるから付けちまおうゼ!」って乗りだったんでしょうか(^-^;
会社が倒産の危機だった頃だけにかなりコストダウンされていますが、個人的にはMk3のCooperSは好きですねぇ(^-^)
'73〜
この辺からロッドチェンジが登場するとおもいますが、ボディはそれに伴ってセンタートンネルの形状が変更された程度だと思います。何故かハイドロが廃止された後もフロアはハイドロモ デルに順ずる構造で、ステーや補強も90年台に入るまでそのままでした。
うちでは、部分的にミニ1000等から切り出したフロアをMk1に使ったりしますが、下手な部品を買って使うよりもかなりオリジナルに近い出来栄えでレストア出来ますので、事故車のミニ1000は実はオールドモデルにとってはお宝なんですよ(^-^)
70年代には殆んどボディには変更は無かったと思います(サブフレームマウントの形状変更に合わせた変更程度ですね)
んーーー、どうしてもって言うならば、ドアのインナーフレームの下側に窪みが無くなったとか、水切りモールの形状変更に合わせた溶接部分の変更でしょうか・・・・
・・・・・
簡単に書いてしまいましたが、Mk1やMk2に関しては書ききれないので割愛した部分も有りますので、興味が有る方は直接工場へ遊びに来て頂けると嬉しいですね(^-^) GT的独断と偏見と推測で 年代別の識別ポイントを書きましたが、現在の状態がオリジナルと違っていてもそれは仕方がない事だと思っています。
加修されたときの個々の状況に応じての仕上がりなので、 それをいまさら指摘してどうこうと言う事ではありません。
要は、どこまで自分のミニを追及できるかどうかが今後の 自分のミニとの付き合いの深さに繋がるのではないでしょうか・・・
走りに重点を置く人、とことん当時の形にこだわる人 それはオーナー自信が決めることなんですから。
毎日自分のミニを見て、色々な資料を見たりして 色んなミニを見て行くとなかなかどうして、今までと 違った発見が増えて行ったりしちゃうんです(^-^)
大好きなミニを楽しんでもらうための、何か手助けが 出来るようになれれば嬉しいと思います。
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